どうして脂肪は必要なのか
肥満の話をしていると、脂肪が憎くて仕方なくなってくることでしょう。そう、肥満が問題視
されるのはただ体重が重いことではなくて、脂肪が蓄積されているからなのです。
ましてや内臓脂肪なんて聞きたくもない!なんて人もいることでしょう。
内臓脂肪はそれこそ重大な病気に関わる因子でもあるのですから。
それでも人間の体に脂肪がつく仕組みがあるということは、なんらかの面で必要だからだと
いえます。脂肪の「本当の」意味を考えてみましょう。
脂肪は保温や断熱の効果があります。冬、もし脂肪がなかったなら寒くてとても動けません。
事実太った人はやせた人に比べて冬でも薄着であることが多いですよね。
そしてこれは意外かもしれませんが断熱の効果もあるのです。暑い日差しや熱に体の中身が
直接さらされることのないようガードしているのです。
ガードという点ではクッションの役割も果たします。体全部が骨ばった脂肪のないつくりだったら
転倒したときのケガはものすごいことになるでしょう。細胞も傷つきやすくなるに違いありません。
そのほか脂肪の役割として代表的なものが、エネルギーを貯えることです。体はいざというときに
そなえて日頃からエネルギーを脂肪という形で貯えます。これは生きるためには必要なことです。
こういった働きのおかげで食事を2,3日抜いても生きていられるのです。しかし不幸なことに
このことが肥満をも生み出すのです。飽食の時代と呼ばれる現代においてはたくわえるエネルギー
が多すぎなのです。
加えて交通機関の発達や情報網の発達は運動不足を招きました。
生きていくために作られた働きが今肥満という形になって命を脅かしているのです。
何事もほどほどにが肝心なようです。


