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肥満外来とは

 肥満外来とは肥満の治療を専門に行なう外来です。とはいっても、これを飲めば必ずやせる!とか
この薬で肥満を解消できる!とかそういうところではありません。

 肥満による合併症などにより真剣に肥満と闘っていかなければならない人が、専門的な方法で
肥満と向き合っていく、そういう場であります。

 肥満外来と聞いて先ほどのような薬で簡単にやせさせてくれるところと考えている人も少なくない
らしく、そういった人は実際に行ってみて、肥満解消への努力を強いられることを知ってすぐに
やめていくのだそうです。

 そんな簡単にやせられるならとっくに肥満なんてなくなっていると思いませんか?

 肥満外来は自分の体の状態を知ってどれだけ危険なのか、どれだけやせなければならいのかなどと
いうことを意識させ、一緒に肥満を解消するために様々なプログラムを組み、実行していく手助けを
するところなのです。それくらいの考えが必要です。

 肥満とは自分との闘いでもあります。肥満による病気が心配であれば肥満外来を受診するのもよい
でしょう。しかしその後の治療効果は自分自身にかかっているということを忘れないでください。

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肥満外来を受診すべき人とは?

 肥満外来は肥満を解消するために真剣に取り組もうとしている人のための外来であり、ただやせて
きれいになりたいと考えている人が行くところではありません。

 しかし、肥満であることをあまり気にしすぎないのも体にとってよくありません。
手遅れになる場合もあるからです。よって次に説明するような人は肥満外来を受診すべきでしょう。

 まずは、お腹のまわりが急に増えてきた人です。これは内臓脂肪型肥満の予備軍としてあげられる
人たちですが、男性で85cm以上、女性で90cm以上なら注意が必要です。

 またその測ったウエストのサイズを自分の身長で割ってみてください。この値が0.5以上でも
内蔵脂肪型肥満の可能性があります。

 人間ドックなどの検診でコレステロール、中性脂肪、血糖値、尿酸、血圧が高い人も肥満外来で
さらに詳しい検査をする必要があります。

 お腹が出ているのに皮下脂肪をそれほどつかめないのも内臓脂肪型肥満の兆候ありです。
BMIが25以上が肥満の目印であることも忘れないようにしましょう。

 これら思い当たるふしがある人は一度精密な検査をしたほうがよいかもしれません。
肥満は時間をかけて解消していかなければならないものです。
早く始めるのにこしたことはありません。

 一度思い切って受診してみましょう。

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肥満外来での受診

 肥満外来を受診しようと決めたけれど、実際どのような検査をしたり流れがあるのか知って
おきたいですよね。医療機関によって異なるとは思いますが、肥満外来におけるだいたいの流れは
次のようなものです。

 まずは初診です。ここでは、身長・体重のほか、血圧測定や血液検査などが行なわれます。
これらは一般的な外来とそう変わりはありませんね。そのほか、自分で受けた健康診断や人間ドック
の結果をもとに問診があったりします。

 そしてMRIもしくはCTなどをもちいた画像診断があります。これで実際の体を輪切りにした
映像を撮ります。そして内臓脂肪型肥満かどうかの診断を行なったり、これからの減量への計画、
方法を決めたりしていきます。

 ここからは定期的に指示に従って通院します。自分の計画に従って各運動療法や食事療法を行ない、
記録をつけたりしながら、定期的に検査をして様子をみます。

 薬を使うのは最終手段と考えておいたほうがよいでしょう。肥満はあくまでも自分との闘いです。
肥満外来に行くことは正しいやせ方を知ることはもちろん、そのほかの病気にかかっていないかなど
を知ることができ、もしもの場合も早く対応してもらるという利点があります。

 ダイエットは辛いですが、自分の体を知るよい機会だと思って肥満外来を利用してみましょう。

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肥満外来が少ないわけ

 肥満で悩む人、悩んでまでいなくても肥満を解消したいなと思っている人はかなりの数いること
でしょう。しかし、あなたの周りの身近な医療機関に「肥満外来」はありますか?

 おそらくほとんどの人が知らない、ないと答えるでしょう。実際、都市部や大きな病院がメインで
それほど身近にある外来ではありません。

 ではなぜこれほどまでに需要のある分野で専門の肥満外来がないのでしょうか?
答えを言ってしまえば、肥満の治療では儲からないからです。

 肥満の治療は長い時間をかけながらやっていくものです。しかも特に病気などがなければ薬は
使いません。つまり、保健医療外の治療にあるわけです。

 長い時間をかけなければならない上に治療費もそれほどとれない、よって自然とこの分野に
取り組む病院が減ってしまうというわけなのです。

 お医者さんも冷たいなと思うかもしれませんが、今の保健医療制度ではかなり厳しいところなのだ
そうです。将来、肥満に効く薬が開発され、それを処方できるようになれば保険の効くところとなり
肥満外来も増えてくるかもしれません。

 肥満はお医者さんもお困りなところのようです。肥満外来を受診しなければならなくならないよう
自分でなんとかしたいものですね。

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肥満専門病院ってどのくらいあるの?

 肥満外来を設けている病院はそれほど多くありません。
率直に言うと、それは肥満治療が儲からないからです。

 実際どのくらい肥満を専門に扱っている病院があるのでしょうか?
日本肥満学会が認定する肥満症専門病院というのがあります。

 これには全国でわずか100あまりの病院しか認定されていないのです。
日本全国で100です。肥満に悩む人はこれだけ多くいるのにこれでは対応しきれません。

 また、100あるといってもすべての都道府県にバランスよくあるわけではなく、まったくない
地域も存在します。これでは集中して肥満の専門治療を行なうなんて厳しいですよね。

 専門病院といってもそのほとんどが大学病院や地域の医療センターといった大きな施設であり、
身近なかかりつけの病院はほとんどありません。

 肥満を問題視するなら国をあげてここらへんの整備も進めてほしいものです。
日本肥満学会による認定肥満症専門病院はコチラ
→http://wwwsoc.nii.ac.jp/jasso/data/pdf/hplist.pdf

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