肥満克服道場 女性、子供の肥満もまかせなさい!

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テレビは肥満の原因?

 近頃では子ども向けのテレビ番組も多く放送されています。
見ようと思えば早朝から夜寝る時間までの間、子どもがテレビを楽しむことができるような時代に
なってしまっています。

 実はこのテレビこそ子ども肥満の原因のひとつと考えられているのです。
アメリカである実験がなされました。(平成12年2月5日、毎日新聞)
 小学3、4年生を対象に半年間、テレビを見る時間を制限した小学生とそうでない小学生との間で
比較実験調査をしたのです。

 制限されていない小学生は制限された小学生と比べて、BMIの増え方は2.4倍、皮下脂肪の
厚さの増え方は2.7倍、ウエストの増え方は2.13cm多かったとの結果が得られました。

 肥満は将来、生活習慣病となって襲い掛かってくる可能性のあるものです。
子どもことを思えばこそ、テレビやゲームもほどほどにさせるべきだといえるでしょう。

 晴れた日に家の中でゲームなんてもったいない!外に出て、思いっきり体を動かして元気に
遊びまわりましょう。

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女性のからだ

 女性は男性に比べると脂肪がつくやすく、からだ全体として丸みを帯びています。
これは妊娠、出産という大切な役目を果たすために受け継がれた大切なからだの仕組みです。

 正常な妊娠、出産のためにはある程度の脂肪が必要です。よって女性は思春期を境に脂肪が
つきやすくなります。

 しかし、この時期に食べすぎや運動不足などで過剰に脂肪がついてしまうことがあります。
それが肥満のはじまりです。

 さらに妊娠時にはより太りやすくなります。妊娠がきっかけで肥満になり、その後ずっと肥満の
ままでいる女性も少なくありません。

 まずは女性のからだの仕組みを知って、肥満について正しく理解しましょう。

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女性の生涯をとおした体脂肪率

 男性、女性ともに体脂肪率は生涯同じというわけではありません。
一生を通して必ず変化しています。特に女性においては男性よりもその差が激しくなります。

 産まれた時点での体脂肪率は12%前後といわれています。その後1歳までの間に急速に増え、
30%にまで達します。

 そして思春期直前の10歳くらいまで減少し、約20%となります。ここまでは男女それほど
大きな差はみられません。

 思春期に入ると、女性の体脂肪率はどんどん上がっていきます。そして妊娠、出産を控える
20代中ごろには30%近くにまでなります。

 そして出産後は多少の減少をみせるはずですが、このときにうまく減量できなかったり、
妊娠中に必要以上に太りすぎると、肥満となるのです。

 体脂肪率はその後は増え続ける傾向にあるので、一度肥満になってしまうと、それを解消するのは
かなり大変になってきます。

 ポイントは30代半ば、出産後が女性にとって肥満になるかいなかを決める時期といえるでしょう。

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肥満になりやすい時期

 女性が肥満になりやすい時期を考えてみると、「内分泌系」と大きく関わっていることが
伺えます。女性にとって人生における大切な時期と肥満になりやすい時期が重なっているという
ことでもあります。

 まず最初の時期は初潮を迎える思春期あたりです。この時期、身長などからだ全体の成長も著しい
ですが、同時に体重の増加率も大きくなります。このとき体質により、もしくは環境により、
一気に肥満体質になってしまう場合があります。

 次は、妊娠、出産の時期です。胎児に栄養を与えるため自然と食欲がわきます。もちろんこれは
大切なことですが、度を越えると肥満を導き、出産後の減量に失敗すると、その後肥満であり
続ける可能性が高くなります。

 最後は閉経期・更年期です。ホルモンバランスが崩れるこの時期は肥満をはじめ、骨粗しょう症
など、女性の問題をたくさん作りだす時期でもあります。

 女性が肥満になる時期のうち、約半数を思春期、出産期、閉経期の3時期で占めているのです。
女性が女性として生きていくためのからだのつくりではあるものの、あまりバランスをこわし
すぎると、あとで大変なことになります。

 特にこの時期には肥満を含めたからだのバランスに期を配るべきだといえるでしょう。

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肥満のターニングポイントと生活習慣

 女性が肥満になりやすい時期として、思春期、出産期、閉経期の3つがあげられます。
この時期は女性にとってはまさに肥満のターニングポイントといえるでしょう。

 この時期はホルモンバランスの変化など内分泌系の働きによって太りやすくなるわけですが、
ちょうどこの時期に生活習慣にも変化が起きやすくなっていることが、より肥満になりやすい
状況をつくりだしているともいえます。

 思春期前の時期は、身長・体重ともに成長が著しい時期です。しかしこの時期に肥満の心配を
すべきようなことはあまりありません。それは活動量が豊富だからです。
子どもたちは外をかけまわって遊びます。よって食欲もあり、成長しやすい時期にも関わらず
肥満になりにくいのです。

 一方思春期に入ると、からだが成長するだけでなく、心も成長してきます。女性はより女性らしく
なり、活発な遊びがへり、活動量がおちていきます。よってより肥満を導きやすくなるのです。

 さらに妊娠・出産を迎えるまでの時期になると、運動量は減ります。学生の頃スポーツを行なって
いても社会にでるとそうかいきません。そして就職、結婚、妊娠といった環境の変化も精神的な面
から肥満の原因をつくりだします。

 子育てがひととおり終わった閉経期頃には、経済的にも時間的にも余裕がでて、好きなものを
食べたり、贅沢な食事をするようになります。

 このように、身体的名肥満のターニングポイントは生活習慣の変化の時期とも重なり、より肥満を
導きやすくなっているといえるのです。この時期には自分の生活を少し見直してみたほうがよいと
いえるでしょう。

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思春期の標準体重

 思春期の女性は体重の増加も著しく、一気に太りやすい体質に変化する場合があります。
それに反してこの時期には「ヤセ願望」が出現し、時に行き過ぎたダイエットをうみます。

 思春期は太りやすく、将来の肥満の温床にもなります。確かに、太りすぎはよくないことです。
しかし、なぜこの時期に太るのかというと、それが必要だからでもあります。
よって過度のダイエットは女性のからだには悪影響をおよぼします。

 あくまでも適正体重の範囲内にとどめるべきです。この時期は身長の伸びが著しいので、
なかなか標準体重をいうのを決めがたいです。

 それでもこの時期から自分の標準体重を知り、それを目安に体重をコントロールできる習慣を
つけておくことは将来の肥満予防にもなります。

 この時期になると一般に用いられているBMIや市販の体脂肪計も使えるようになってくるので
標準体重や体脂肪率を知るように心がけるとよいでしょう。

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肥満による婦人病

 肥満は糖尿病をはじめとした生活習慣病をもたらすことはよく知られています。
女性の肥満はこれ以外にも女性特有の病気、婦人病を発症しやすくなります。

 肥満である女性が抱える婦人病としては、卵巣機能障害が最も多く、続いて機能性子宮出血、
膣炎、外陰湿疹、子宮がん、子宮膣部びらん、子宮筋腫、更年期障害、頸管ポリープとなります。

 卵巣機能障害や機能性子宮出血は肥満によるホルモンバランスの以上が原因として考えられます。
外陰湿疹は脂肪が多くつくことによって太もも近くの部分がこすれ、それによって皮膚炎や湿疹を
起こしているのです。

 これらは必ずしも肥満だけが原因とは限りません。もちろん、肥満でない人でも起こりうる婦人病
です。しかし肥満ではこれらの病気にかかるリスクを背負うということを意識しておくべきであると
いえるでしょう。

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肥満と月経異常

 激しいスポーツややせ過ぎによる月経異常はよく聞きます。特に無月経や排卵のない月経、
不定期の月経が症状としてよくみられます。

 しかし、月経異常というのは肥満の場合にも起こりうるのです。肥満女性は、卵巣機能不全に
陥りやすいといわれています。このことが月経異常に結びつくのです。

 肥満になる前に月経が正常であった女性の肥満後の月経異常は50%にものぼるといわれています。
月経は卵巣ホルモンの分泌によって起こりますが、やせすぎでも肥満でもその分泌機能に異常が
起きるのです。

 月経異常は妊娠、出産にとても大きな影響をおよぼします。
妊娠、出産期を迎えるまでに肥満になることがないよう充分にコントロールしておく必要があります。

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肥満と不妊症

 肥満は卵巣機能不全をもたらし、月経異常をなり、最終的には不妊症まで導いてしまいます。
病院に診断を求めて訪れる肥満の女性の実に20%近くが不妊症であると診断されたというデータが
あります。

 妊娠に何らかの不安をかかえて一般外来を受診する女性で、不妊症と診断されるのは10%
くらいであることから、肥満女性の不妊症率がいかに高確率であるかがうかがえます。

 肥満はホルモンバランスの異常をきたし、様々な弊害をもたらします。
妊娠、出産は女性にとって一生の中でもとても大切な営みです。

 それが肥満によって阻害されることのないよう、特に若い女性においては肥満予防と健康なからだ
づくりのための自己管理が必要といえるでしょう。

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更年期の肥満

 更年期は女性が肥満になるひとつのポイントでもあります。肥満女性の10%近くがこの更年期を
境に肥満になったといわれています。

 更年期では閉経によりホルモンのバランスが崩れるほか、活動量の低下により消費エネルギーが
減少し、また子どもの独立によって経済的、時間的余裕ができ、食事からの摂取エネルギーが増える
ことが原因であると考えられています。

 更年期の肥満で一番問題なのは、肥満によって様々な合併症を起こしやすくなるということです。
特に女性の場合、骨粗しょう症が問題となりますが、肥満はそのからだにムチ打つようなものです。
関節痛も肥満によって増大し、リウマチの治療にも体重の減少は必要とされています。

 このようなことから更年期における肥満予防はとても大切であるといえます。
子どもが自立してやっと自由な時間が増えたのに肥満やその合併症に悩まされていてはもったいない
ものです。

 子どものためにも孫のためにも肥満を予防しましょう。

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肥満の解消で復活する女性機能

 女性が肥満になると、卵巣機能不全や月経異常、不妊症といった女性特有の病気を発症しやすく
なります。しかし、幸いなことにそのほかの合併症などを発症していない単純性肥満であれば、
肥満の解消によってそれらの機能が回復するということです。

 不妊症と診断されても体重の減少後に妊娠に成功した例は数多くあります。
よって肥満のために障害をかかえていても、肥満を解消すれば機能が回復することは充分にありうる
のです。

 これは、肥満であっても卵巣は正常に機能しており、厚い脂肪細胞がホルモンなどの働きを阻害
して外部からみると、一時的に正常に機能していないからだと考えられます。
その脂肪細胞を取り除くことによってふたたび正常な働きに戻るというわけです。

 しかしこういった問題はかなり繊細なものです。将来、妊娠を希望するのであれば早めに医師に
相談し、対策をねっていく必要があるといえるでしょう。

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脂肪細胞は女性には必要なもの

 脂肪細胞が過剰にたまってしまうと、それは肥満のもととなります。
しかしもともとは必要であるから脂肪細胞があるのです。

 脂肪細胞は健康の維持に必要な分子を作り出しています。
また、脂肪細胞で作られるホルモン、レプチンは女性の性周期維持には必要なものであり、
なくてはならないものなのです。

 よってヤセすぎは無月経などを引き起こすのです。特に体脂肪率が17%下回ると起きやすいと
言われています。

 脂肪細胞は特に肥満の人、女性において敵視されがちですが、人間、女性のからだにとって
なくてはならないものなのです。ただし、ほどほどにということです。

 脂肪細胞はありすぎても困りますが、絶対に必要なものでもあります。
バランスを大切にしましょう。

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妊娠と肥満 [14]


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